こんばんは。
今日の東京は朝も晩も肌寒かったように思います。夜はいつも通りキックボクシングで筋トレからミッド打ちとみっちり1時間半やってきました。
そう、キックボクシングは私が「子宮頸がん軽度異形成」と診断されてからはじめたスポーツなのです。ざっと3年続けています。
病気になって、なぜ好転するの?それよく聞くけどきれいごとじゃない?と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、いやはや好転ってするんですよね。自分も気付きませんでした。
ちょっとまとめてみましたので、ご参考になれば嬉しいです。
子宮頸がんとは?
子宮頸がんは最近では「子宮頸がんワクチン」も話題となっており、縁遠い方でも耳にするようになったのではないでしょうか。
私が3年前に診断された「軽度異形成」とは、「癌」になる3つ手前の段階とでもいうのでしょうか。なので、まだ「癌」ではない状態。
正常⇔軽度異形成(ココ)⇒中度異形成⇒高度異形成⇒癌 という順番
突然「癌」にはならないのが子宮頸がん。
正常と軽度を行き来する方もいるそうです。健康診断で開脚して、細胞削る検査ありますよね?あれは細胞の異常を見ています。
子宮頸がんのほとんどは、ヒトパピローマウイルス(HPV)というウイルスの感染が原因であることがわかっているそうです。
このウイルスは性的接触により子宮頸部に感染。HPVは男性にも女性にも感染するありふれたウイルスであり、性交経験のある女性の過半数は、一生に一度は感染機会があるといわれています。
しかしHPVに感染しても、90%の人においては免疫の力でウイルスが自然に排除されますが、10%の人ではHPV感染が長期間持続します。
このうち自然治癒しない一部の人は異形成とよばれる前がん病変を経て、数年以上をかけて子宮頸がんに進行します。
そう、HPVは私から離れてくれず、居続けてくれちゃったんですよね(笑)
この当時付き合ってた人はどっか行っちゃったけど(笑)このことが理由じゃないですけどね。
因みに性交渉したひとの誰からうつったかは特定できません。この時期にお付き合いしていた方とも限りません。ながーーーく居続けてたまたま判明することもあるそうなので、お付き合いしていた方を恨むのはやめましょうね(笑)
診断結果が来る前に会社へ突然の電話!「何が起きたの?」
会社勤めしていると、健康診断の結果って大きな封筒に入って届くと思うのですが、届く前に突然会社へ健保の方から電話があり、「異常がある」と告げられて、めちゃくちゃビックリしました。後から考えてもこれが一番ドキドキした気がします。
診断されたとき、人生の中でもとても辛い時期 「自分ってなに?」
一つ言えることはこの診断結果が出た時期は、私の人生の中でもとても辛かったときでした。
仕事というよりは恋愛ごと絡みで、人間関係が上手くいかないことだらけ(笑)
過去ブログ参考 恋愛
どんどん自分を追い込み、自分を痛めつけるような思考ばかりしていて、自分のことが大嫌いだったのです。何というか、自分のバカさ加減にがっくりしていたのです。
病気との因果関係はわかりませんが、少なくても「免疫力が非常に低い状態が長いこと続いていた」のは間違いありません。もうすぐ40歳が見えてくるころでした。
ただ時間はかかりましたが、これがきっかけで覚悟ができましたね。ずっといろいろなことから逃げてきた自分から「逃げない」ということを。そして、今現在の自分へと繋がっていきました。
当時の自分なりに「自分の弱さ」を認めることが出来た、ここからがスタートでした。
アラフォーは身近にかかりつけの産婦人科医をみつけておこう
診断結果に機会的に書かれた文字とは別の書類も入っており「早めに近く婦人科で治療」とあり、早速近所で探しました。
いくつか評価もチェックしたのですが、私はすぐ慣れるとダレる癖があるので敢えて「厳しい」と評判のK先生(女医)を私は選択。
厳しい通りこして「恐い」という言葉がぴったり。
アラフォーは更年期もあるので、身近に「かかりつけ婦人科医」を予め見つけておくことをおすすめします。行くほど理由ない方でも「診療科目」をみて、是非理由つけて行ってみてくださいね。
私は昨年2020年の健康診断で乳がんの疑いがあると結果が出たので、再検査のため、K先生に病院の相談し、K先生信頼の「乳腺外科」をご紹介いただきました。(大きい病院ではなく、クリニックですよ)
「あそこにいけば間違いないから、すぐ行きなさい!!」
「はい!」
身体を鍛えること、免疫力をアップするだけじゃない
前置きがだいぶ長くなりましたが、好転していったことのひとつ。
それは兎にも角にも「身体を鍛えること」でした。
最初は免疫力アップ目的に通い始めました。継続できるように近所にあるキックボクシングへ。
そうすると、身体を整えると「メンタル」が整ってくるようになったのです。
継続出来ていることで、自信がつくんでしょうね。そうするとこれまで気になっていた「大きく捉えていた問題」が「ちーーーぽけな問題」に見えてくるという、不思議ですね。
運動効果で、脳内のホルモン分泌も活発となり、頭もさえます。一石二鳥!
また身体が引き締まると、自分のこと好きになってくるのです。びっくりー笑 私が単純だからだけではありません、誰でもそうなります。。
ただもし運動していても楽しくない場合は、自分に合わなかったということが分かったけで十分。自分に合うものを探しに次のステップへ行きましょう。
2年経過しても軽度異形成のまま 21年2月電気メス蒸散術を受ける
運動を定期的にしても、数か月おきの定期検査では相変わらず「軽度異形成」の診断でした。2年も経過すると通常はウイルスが排除され、正常へ戻る方が半数以上と言われています。
本来であれば、自然免疫で排除されるようにするのがベストなので、2年続けてきました。
ウイルスって沢山の型の種類があるのですが、私は癌化しやすいといわれるハイリスクの型を「2種」持っており、主治医のK先生曰く、物凄く根強く排除されないウイルスもいるとのことでした。
2年経過しても診断結果がかわらなかったので、2021年2月に引っ越し直後に「電気メス蒸散術」の手術を受けることにしたのです。
異形成の細胞部分には神経が通ってないので、麻酔はナシ。15分程度で終了(笑)
終わって、少し身体を休めて、家には徒歩で帰宅、みたいな。
あれから、術後9か月経ちますが「グレー状態(ASC-US)」。先生曰く「蒸散が効いてきてるとは思う」とのこと。手術してもすぐ消えるわけじゃないそうです。もう少し経過観察していきます。
因みにですが、異形成と診断されたときはびっくりしましたが、約3年間特に気にせず過ごしておりましたし、主治医の先生も見つけられて、ラッキーと思ってました。
普段はすっかり忘れてます。気にしても治るわけじゃないのと気にするとストレス(コルチゾール分泌)女性ホルモン(エストロゲン・プロゲステロン)への影響が出て、身体に良くないからです。
だったら治るためにやること(食事や運動、良質な睡眠など)根本的なことに目を向けちゃいましょう。そう、嫌なことを考える「暇を自分に与えない」こと。
まとめ
私が上手くいったことを決して押し付けるつもりはありません。
人には個性がありますからね。自分にはどんなことが合うかな~って、参考になれば嬉しいです。
病気になったからこそ、深く自分と向き合い、気付き、気付かされたこと、新しく始めたこと、挑戦してみたこと沢山あったな、とつくづく感じている今日このごろ。
あの時、大地震のように深いところから大きく揺さぶられなかったら、きっとここまで考えなかったと思うわけです。
今は何かに失敗しても、「また学びになった、次へいかそう」そして「成功、幸運へのステップ」を辿っていると思える、そんな自分があるのは病気(あとその時期のメンズたちよ)のお陰。
実は最近体調が悪かったのです。でもこんなときこそ、立ち返ってみたのです。そしたら、また新たな「覚悟」ができ「行動」へ移すことが出来ました。行動移せた自分、やるじゃんって。
分かったようなつもりでも、さっぱりわかってなかったという(笑)懲りないわたし。また自省・・w
今日が人生で一番若い日。
朝鏡をみて「今からやろうとしていることは本当に自分がしたいことなのか?」
人生は自分で好転させていきましょうね。
過去ブログ 婦人科&更年期 もよろしければ御覧ください。
では明日も素敵な1日を!
番外編
私は何か心につっかえるようことがあると自分より年齢がだいぶ上で利害関係のないかたに会いたくなります。自分の心の拠り所として、近所の中華屋の有名おばあちゃん(おそらく90歳近い)に会いに外食しに行ったりします。何か相談するわけじゃないけど、元気をもらえるのです。
気晴らしにおすすめな本のご紹介
脳科学者 中野信子さん ジェーンスーさんの共著 女の代弁者二人の掛け合いが気分爽快
大ファンの産婦人科医 高尾美穂先生の新刊 「私は私」 良いタイトルですね~。
今日のつぶやき
子宮頸がんというと「恥ずかしい」という方がいるそうです。(そういう行為からうつるからとか)そんなこと医学的な視点からみれば、どうでもいいこと。気にせず、治療してもらいましょう。
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