こんにちは。今日から夏季休暇をとってます。とはいえ、この状況下なので、どこにも行けずでとても残念な気持ちです(涙)
毎年、9月の中旬が仕事的にもちょうど休みが取れる時期でして、この期間は2年前までは海外旅行へ行ってました。
自分が好きじゃなかった頃、少しずつ何かを変えたくて、動き始めたとき、
「そうだ、わたし海外独りで旅したことなかった!!行ってみよう」
30後半に差し掛かった頃でした。
そしてもうひとつ。大好きな黒柳徹子さんの有名な写真。NHKを辞め、30後半でNYへ単身渡米した頃のとてもキラキラした黒柳さん。それも大きな後押しに。
仕事だったり、彼氏と海外へ行ったことあるけど、「海外・独り旅」をしたことなかったので、自分にとって大きなチャレンジをしてみることに。
もっと言うと、「海外へ行く」ということすら、数年すっかり忘れていたのです。それくらい、私生活のゴタゴタの重なりきっかけで、自分の視野が狭くなっていたように思います。
選んだ土地は、インドネシア バリ島。日本から直行便で約8時間(今はなき、LCCエアアジアをよく利用)。
赤道付近にある、日本では超有名な「Bali島って、どんな国だろう。」期待と興奮で、味わったことないような感覚だったのを記憶しています。
Baliへ大きな思入れもなかったのですが、女性独りでも安心できる場所、神々が住む島(パワースポット)、海も緑もある、料理が美味しい、ほどよく観光地で安全であるということで選びました。
皆さんは、ひとり旅、したことありますか?
Baliの情報を全く持っていない私は、ネットで一から調べたのですが、当時家にPCないし、携帯しか持ってなかったので、検索するのも一苦労でした(汗)
またどこの旅行会社使う?エアチケットだけ自分で手配したほうがいい?ホテルは直接予約? なんのこっちゃ状態。
でも、この「なんのこっちゃ」と考えているのが楽しかったんです。友人といく旅行も楽しいだろうけど、こうした「なんのこっちゃ」を自分でやってみたかったんですよね。
自分で、出来ないと思っていたことが出来ると「わたし できるじゃん」て、自信もつきます。できなければ、「あ、これ苦手なんだなわたし」を知ることが出来る。
どちらも、一歩すすまなければ、知らなかったことです。
拠点に選んだのがBali島の東に位置する「サヌール」というエリアでした。人気のウブドでも良かったけど、遠いのと、ホテルがどこも高かったのです。
初めてバリ島へ降りったとき、島全体から自分を包んでくれるような大きな安心感を感じました。(私は霊感強くない)
「なんだろう、この空気感、自分に合ってる!」
ヨーロッパからの観光客がロングステイするエリア、Baliのお隣「レンボンガン島」(バリの海は綺麗じゃないけど、レンボンガンは綺麗)へ行ける港があるなど、最高の条件。
サヌール最大の特徴は「サンライズ」が拝めるところ(サンセットがみたい方は西側へ泊りましょう)
日本から予約していたカーチャーター(旅工房のパックを利用)でサヌールへ早速移動。辺りは暗くなっていて、見知らぬバリのおじさん2人と異国の地で車移動はドキドキものでした。
日本じゃ、早起きできないけど、バリでは朝5時半頃には起床。朝は6時頃にサヌールビーチでサンライズ拝んで、そのまま近所でモーニングを取るのが日課。昼間はビーチ、昼頃には移動して地元の人でにぎわうワルン(屋台)で食事。自転車乗って、動画撮りながら、町を一周なんてことしたり。
話しは戻って、空港から2~30分で無事サヌールの3日間お世話になる「ホテル・ネササヌール」へ到着。初めて泊まる場所は特に吟味もせず、場所と予算でチョイス。1泊2000円程度(2017年頃)でも十分なクオリティだった。ホテルの入り口で、鍵を預け、早速サヌールの街へ繰り出す。
Googleマップでチェックはしていたけど、思った以上に日本とかけ離れた街並みに少し緊張し始めたわたし。アジアって、、、国は広い。
観光客いるけど、日本人どこにもいない~!(涙)
すこし路地を入ると突然真っ暗。こわいから、やっぱり大通りへ。
ホテルの目の前の通りには沢山のレストランやワルンが立ち並び、いろいろ覗いてみると意外に高いのに驚いた。観光地価格で、1品1,000円~する。日本と一緒じゃない??
客引きしてる店も多く、その中でもスタッフの「感じがよさそう」「お店も料理も好み」のあるレストランへ入った。入口付近に案内され、早速「ビンタンビール」と「ナシゴレン」を頼む。これが大当たりだった。料理と薄めのビールとは、気候もあってこそ、成り立つのだと知った瞬間でもあった。
右手には、日本から持ってきた本1冊(元プロ野球選手、新庄さんがバリに当時住んでいたので、カバーして新庄本を持ち歩き)と携帯のみ。日本よりWifi環境整っていると聞いていたけど、Wifi完備で、最高の環境だ。
すると、独りの中年男性オトナの男性に声をかけられた。
「ひとりで来たの?日本人?」
見た目は超バリニーズ、でもイントネーションも含めて完璧な日本語にあっけにとられた。
(わたし)「はい、そそそうです」
「あっちで、皆で飲んでいるんだけど、一緒に飲みませんか?」
入店早々、何が起きたのかもわからず、言われるがまま、店内の奥へ行くと、日本人の男性4名、女性一人がいた。
私に声をかけてくれた男性はこのレストランのオーナーKさんだったのだ。
Kさんは、複数のレストランやホテル、サーフガイド、カーチャーターの会社を経営している。
皆、このオーナーさんを慕って集まってきて、知り合ったそう。
到着して早々、こんなこと起きていいのかな、わたし。こんなに上手くいっちゃっていいの~?
女性のMちゃんは、今夜の便で日本へ帰るということで、1時間程度しか一緒にいれなかったけど、内容濃くいろんな話をした。
職場が近かったり、同じ独身で、私と年齢も近いなど、共通点も多く一気に仲良くなった。
彼女はバリ島歴が長く、とにかく海が大好きな女性。細身の身体にこんがり焼けた肌は彼女に合ってる。一方で、性格は男前な女性だった。彼女は(塩アレルギー)サーフィンしないけど、サーフィンをみるのも好きなので、しょっちゅうサーフィンガイドとサーファーと本気のサーフポイントへ行っている。
彼女は毎年来てるので、バリニーズやサーフィン仲間も多く、独りで好きなときに来て、帰国する。
これ以降、私もそんなノリでバリへ行くようになった。自分で好きな時に来て、好きなときに帰国する。
現地へ行けば、知り合いがいる。日本から来る別グループでもタイミングあえば、向こうで合流して食事の約束もするような友達もできた。
誰もが悲しいこと、辛いことがあると思います。
人と比べるものじゃないし、比べられるものでもない。
こんな人生、予想もしてなかった。彼氏がいたら一人旅なんて考えるタイプじゃなかったし(予算の関係もあるし;;)
当時も素敵な友人たちに囲まれて楽しくしていたけど、自分自身のなかにずっと大きな問題を抱えていたのです。
あれだけ毎日がつまらないって、空虚だと思っていた私だったけれど、暗闇の中に一筋の光が見えるようになりました。
光が少し見えたとき、重苦しかった一歩が少し軽く感じ始めたのです。
見知らぬ土地で、お互いのことを良く知らないけど、バリが好きという共通点だけで打ち解けた仲間と心おきなく、リラックスして、食事と会話を楽しむこと、こんなに幸せなことってあるだろうか。
心から自分を変えたいとき「ひとり旅」は自分に合ってたのでしょう。
最初は単に一人で海外へ行くっていうだけのことだったのに。
そう、きっかけって結局そういうものなのかもしれませんよね。
この旅をきっかけに、バリの連鎖が今でも続いています。Mちゃんとは翌年、一緒にBaliへいったり、オーナーKさんの店で、私の同級生の上司と会うなどなど。続きはまた別の機会にでも。
次はどんな旅をしよう。いつかまた旅に行ける日を夢みて。
「人生ってほんとうに波乗りみたい。悪い波のときもあるけど、良い波も必ずくる。そのチャンスを待ってみる。そして下手でもいいからそのチャンスの波に乗ってみる」
これを一度でも味わうとそうそうへこたれなくなる。そして、自分だけのStoryが始まるのだと。これって、素敵なこと。
コロナが明けて、また自由に行き来できる日を楽しみに。
過去ブログ 旅行 よろしければ御覧ください。
参考
旅好きなひとが集まっているサイトで口コミチェックおすすめ
https://4travel.jp/
バリ行く前に観た方がいい映画(ウブドが舞台)
初めて行く方は、バリ本を片手に
今日のつぶやき
人との出会いで、自分のマインドも変わる
夏休み。あと2日何しよう。
来年はどこか行けるかな?
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